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イチオシ うんちで染め物体験

公共コミュニケーション学会理事(千代田区職員、前広報広聴課長)
印出井一美

2015.09.10 あだち広報2015年8月25日号 東京都足立区

私は3月まで千代田区の広報広聴課長をしていました。在任中、私の頭を一番悩ませたのが、広報記事に見出しを付けることです。見出しをつけるうえでポイントは三つ。一つは「短く」。「ヤフートピックス」の見出しが13字以内というのは有名な話ですね。二つ目は、誰に向けた記事なのかを理解してもらうこと。そして、三つ目がどんなメリットがあるかを明らかにすることです。例えば、子育て世代に向けて、こどものあそびの機会を紹介するとか。

しかし、結果として平板になってしまうこともしばしば。なにか、キャッチーなフレーズ、収まりがよく陳腐でない決まり文句が欲しいものです。

そんな悩みを持っていた私に衝撃の記事タイトルが目に入りました。

「イチオシ うんちで染め物体験」。ヤフトピも顔負け、ぴったり13文字です。また、「うんち」という言葉から対象が“こども”だと分かります。そして、生き物の食性や染色の仕組みなどを学びながら、染色を体験できる。足立区の生物園で開催され、実際に使うのはチョウのそれですから「フン」で良かったのかもしれません。さらに「イチオシ」としたのもすごい。

いろいろな誤解の可能性が頭に浮かぶのですが、敢えて「うんち」を使った足立区の担当者の狙いを聞いてみたいものです(^_^;)

9月18日必着です。関心のある方はぜひ。

 

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