よみがえれ、地域のつながり 平成27年度 楢葉町民交流会参加者募集!!―楢葉町社会福祉協議会―
「広報紙」を読んで、こんなに胸が締め付けられるような思いをしたのは、初めてです。「広報ならは」、平成27年9月号。東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故で、すべての町民が避難を余儀なくされてから、4年以上。ようやくこの9月に避難指示が解除された楢葉町の広報紙です。地域のつながりを絶やすまいとする、町民の思いが詰まっていました。
まず目に留まったのは、「友つどいて 楢葉に球児たちが帰ってきた」。8月に楢葉で開催された町内野球大会「絆」(盆野球大会)の様子が報じられています。社会人チームも参加する中、優勝したのは中学3年生を中心にした「楢葉イーグルファイターズ」だったのですね。若い力、すごい! 中には、親元を離れ野球留学している子も。懐かしくも楽しい時間だったに違いありません。
そしてネーミングライツ契約で、「ならは球場」が「Y&Mならはスタジアム」に呼称が変わったニュースも。契約を結んだ「株式会社Y&M」の社長さんが、楢葉町のご出身なのだとか。最近は、なかなかネーミングライツ契約も成立しないという話を耳にしますが、故郷を応援する思いから申し出てくださったのでしょう。
「みんな元気?」のコーナーでは、楢葉中学校の先生からのメッセージ。もう11年も楢葉中学にいらっしゃる先生ということですから、読んで懐かしく思い、また励まされる生徒も多いのではないでしょうか。
最後に、まだ故郷に帰ることができなくでも、地域のつながりを…と企画された「楢葉町民交流会」の参加募集の記事をご紹介して終わります。楢葉町役場、いわき駅、いわき市内及び会津美里町の各応急仮設住宅の集会所または談話室のバス乗車場所まで行けば、あとはお金を気にすることなく温泉での楽しいひと時が過ごせるよう。きっとおしゃべりに花が咲くことでしょう。日にちは、平成27年10月20日(火)日帰り。広報紙が届かない環境でも、ネットを通じて元町民のみなさんに伝わりますように。
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