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自治体の皆さまへ

第7回放送大学神奈川学習センターと県央8市との公開学習会

島根大学研究機構戦略的研究推進センター特任助教、東京大学大学院情報学環交流研究員
本田正美

2015.10.23 広報あつぎ 第1217号(平成27年10月15日発行) 神奈川県厚木市

今回取り上げる記事は、イベントの告知です。そのため、必要最低限の情報しか広報紙には掲載されていません。具体的には、イベントの日時、場所、申込み先程度しか情報は掲載されていないのです。

自治体の広報紙の多くは、このようなイベント告知を多数掲載しています。そのような多数あるイベント告知から、この記事を選んだのには理由があります。

その理由とは、この記事は厚木市の広報紙に掲載されているのですが、その内容が神奈川県央8市によるイベントに関するものであるからです。

神奈川県央8市は、厚木市、伊勢原市、秦野市、平塚市、海老名市、座間市、大和市、 綾瀬市から成ります。これに愛川町と清川村を加えて県央の自治体で連携する取り組みは様々な分野で見られるのです。

この記事は、放送大学と県央8市による公開勉強会の告知です。開催場所は厚木市ですので、厚木市の広報紙には当然のように掲載されています。他紙の状況については、伊勢原市や海老名市などの広報紙にも告知が掲載されているようです。

このように自治体を越えたイベントの告知などは、複数の自治体で掲載・不掲載の判断が分かれることも予想されます。そのようなときに、多くの自治体の広報紙がマイ広報紙のような仕組みに登録されていると、市民に対して情報提供を行う際に、ある自治体の広報紙には欠けている情報を他の自治体の広報紙の情報をもって補うということも可能になります。逆に、同一のイベントであれば、どこか一か所の自治体の広報紙に掲載されれば、それを利用し合うということも可能になります。

自治体の広報紙の発行サイクルの差によって、早めに情報提供がなされることもあれば、イベント直前の告知になることもあります。そのような遅れも、記事の相互利用で補うことが出来ます。

神奈川県央の自治体はオープンデータ推進でも連携していますので、今後の展開に期待したいところです。

 

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