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自治体の皆さまへ

皆さん!普段の生活を見直してください

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2015.10.26 広報かすみがうらNo127 2015年10月号 茨城県かすみがうら市

今回は、「広報かすみがうら」から、生活を見直してみようという提案です。生活の一体何を?というと…大量生産大量消費そのものの現代的な生活、ということでしょうか。ここでは、「3R」などが紹介されています。

「3R」は耳慣れない言葉かもしれませんが、実は今の子どもたちは学校で環境教育、または消費者教育の一環として学んでいます。持続可能な社会づくりのために、いわゆる環境教育推進法が成立したのが2003年。2011年6月に全面改正され、「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律(環境教育等促進法)」と改められていますが、法律の成立年からして、大人にはなじみがなくてもおかしくない…というわけで、啓発のために、広報誌にはこのような記事がよく取り上げられています。かすみがうら市は、霞ヶ浦という大きな湖をきれいに保つために、こうした活動が特に盛んだと聞いたことがあります。

話を「3R」に戻しましょう。3Rとは、「Reduce リデュース」、「Reuse リユース」、「Recycle リサイクル」のことです。具体的には、「Reduce リデュース」は、買い物にはマイバックを持参するなど、ごみになるものを減らすこと。「Reuseリユース」は、フリーマーケットなどを利用するなど、ものを繰り返し何度も使うこと。「Recycle リサイクル」は、正しくごみを分別し、再生品を利用するなどして、もう一度資源として使っていこうということを指しています。

こうしたライフスタイルの見直しの提案を今の季節に掲載したのには、意味がありそうです。というのも同じ記事中に、生ごみの減量化 ・ 再資源化を図るために、3タイプの生ごみ処理容器および生ごみ減量化機器の購入費の一部に補助金を交付するという案内も載っていました。これからの季節、落ち葉もたくさん出ますものね。

紹介されている助成される生ごみ処理容器等ですが、3種類あるようです。「コンポスト」といわれる、土の上に設置して、上部の蓋を開けて台所から出る生ゴミをどんどん入れていき、土中の微生物や細菌、小動物の働きを利用して減量化、堆肥化するもの。「EMボカシ容器」という「Effective Microorganisms(有用微生物)」の働きを利用するもの。「電動式生ごみ処理機」という電力等を利用して脱水・分解・消滅を行ない、減量化し、または堆肥化するもの。こうしたものを利用して自分の手で自然のものから作った肥料を用いれば、春からのガーデニングや野菜作りに大いに役立ってくれそうです。

生ごみ処理機容器などへの助成は、いろいろな自治体で行われているようですので、お住いの自治体の広報誌もぜひチェックしてみてください。

 

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