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自治体の皆さまへ

マイナンバー詐欺にご注意ください

「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会会員、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2015.11.24 広報あいかわ お茶の間通信 平成27年11月15日号 神奈川県愛川町

マイナンバー(社会保障・税番号)制度が今年の10月から始まり、自治体広報紙にはマイナンバー関連の記事が毎号のように掲載されています。すでに多くの自治体では通知カードの発送が始まっていますが、まだ通知カードの発送をしていない自治体もありますので、となりの自治体では届いているのに自分の地域では届いていないということもあります。いま、このマイナンバー制度に便乗して、不正な勧誘や個人情報の取得を目的とした不審電話やメール、訪問などが全国的に発生していていることが大きな問題になっています。

今回は、このマイナンバー関連記事のなかから神奈川県愛甲郡愛川町の「広報あいかわ お茶の間通信」11月15日号の“マイナンバー詐欺にご注意ください”を取りあげます。この記事では、「マイナンバー制度に便乗した不正な勧誘や、個人情報を取得しようとする事例が発生しています。不審な電話やメール、手紙、訪問などには十分注意してください」と市民への注意喚起がされています。多くの自治体では、制度に便乗した不審電話や訪問への注意喚起を行っていますが、まだ広く知られていない制度でもあり高齢者をはじめ“不審”を見極めることが難しい状況にあります。

どのような不審電話があるのか、“マイ広報紙”を検索してみると、

  • 「マイナンバー制度のアンケート」との電話
  • 「あなたの名前やマイナンバーを貸してほしい」といった依頼の電話
  • 「個人情報を削除する」との電話
  • 行政機関を名乗り、マイナンバーや口座番号、資産情報等を取得しようとする電話
  • 手続きをしないと刑事問題になるなどと不安をあおる電話

などさまざまな手口があることがわかります。

自治体広報紙には詐欺の手口がいろいろ掲載されていますが、それぞれの自治体広報紙に掲載される情報だけではどうしても限界があります。そこで、“マイ広報紙”で「マイナンバー」、「不審電話」などをキーワードとして検索して、いろいろな自治体広報紙の注意喚起の記事を読んでみるというのはいかがでしょうか。さまざまな記事を読むことによってマイナンバーの理解も深まり、不審な電話や訪問に対する対処方法も学ぶことができると思います。

 

☆今回紹介した神奈川県愛川町観光キャラクターは「あいちゃん」です。

 

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