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あの映画も、このドラマも、舞台はかわさきだった…

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2015.11.30 かわさき市政だよりNo.1125 2015年(平成27年)11月21日号(全市版) 神奈川県川崎市

「あの映画も、このドラマも、舞台はかわさきだった…」。この記事のタイトルを見て、真っ先に思い出したのが「男女7人秋物語」。その昔、明石家さんまさん演じる主人公が通勤に使っていた川崎-木更津便のフェリーに憧れたなぁ…と。件のフェリーは、ドラマとの相乗効果で一時期乗降客が増えた、などということが大きなニュースにもなりました(後にアクアラインの完成で廃止)。

こうした効果を見据えて、現在、多くの地方公共団体やNPOなどが映画やドラマ、CMといった映像の制作に対して支援をし、ロケ地の誘致を行っていると聞きます。2005 年に国土交通省・経済産業省・文化庁が「映像等コンテンツの制作・活用による地域振興のあり方に関する調査報告書」を、2010年には経済産業省関東経済産業局が「映像コンテンツを活用した地域経済活性化の推進に関する調査報告書」を作成しています。

川崎市は東京から近いという地の利を生かして、いろいろなロケ地として使われた実績があるようです。知らなかったのですが、「白い巨塔」の病院も川崎の市立病院、「のだめカンタービレ」の学校に市内の音楽大学…とのこと。そうだったのか! 言われてみないとわからないものですね。

こうしたロケ地は、地域外の人にとっては「好きなドラマのあの場所を見てみたい!」といった欲求にこたえてくれる、いわば観光資源を提供してくれるもの。また地域住民にとっては、客の増加が期待できるなどの直接的な経済効果のほか地域への愛着を増してくれるものであります。そういった点では、ロケ地は誘致しただけで終わらず、「ここは○○ですよ!」と広く宣伝してこそ意味があるのでは…思うのですが、ドラマや映画のロケ地は、最後に文字でザーッと流されて終わりのことが多く、残念な気がします。多くの地域外の人にとって、また地域内の人にとっても、ごくごく有名な場所を除いて、言われてみなければわからないことが多いのですから…。

そう思って、今回、川崎のどこで、どんなドラマが撮影されたかインターネットで調べていたら、広報紙で紹介されていたロケ地誘致の団体のサイトにたどり着きました。

かわさきロケ情報(NPO法人かわさきMOVEARTOO隊)

ここに行きつけば、川崎のロケ地情報が得られるのですね。なんと私の大好きなフジテレビ「デート~恋とはどんなものかしら~」のロケも川崎で行われていたことが発覚! 一気にテンションが上がってしまいました。東京からもすぐ行かれる川崎です。私ももう少し若かったら、ミーハー心全開で駆けつけたり、デートに活用したりできただろうな、なんて考えてしまいました。

 

あの映画も、このドラマも、舞台はかわさきだった…

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