お知らせします市の財政状況 および (1) .平成26年度 決算状況
少子高齢化にともない、年金や医療、介護などの社会保障費が急速に増加して、国・地方財政の大きな部分を占めるようになってきています。税収は歳出(支出)に対して大幅に不足していて、現在では国の歳入(収入)の約4割を借金に頼りようになり、国と自治体の借金残高は年々積みあがるという厳しい状況あります。自分が住む自治体がどのような財政状況なのか気になるところです。
今回は、決算報告に関連した記事のなかから、静岡県島田市「広報しまだ」平成27年12月号の“お知らせします市の財政状況”と“平成26年度決算状況”を取りあげます。この記事では、平成26年度の決算状況として、島田市の歳出・歳入総額がいずれも増額したことをはじめ、歳出・歳入の内訳や金額の増減した項目、今後の社会保障関係経費の増額の見込みなどが説明されています。また、5年前(21年度)の決算額が項目別に掲載され、「高齢者福祉費や児童福祉費の増に伴い、民生費が大きく増加しています。一方、農林業費や土木費は大きく減少しています」との説明がされています。私たちは、過去の数値との比較によって、はじめてその数値のもつ意味がわかり、地域の変化を知ることができます。その意味で、この5年前の数値の掲載はとても重要なことだと思います。
マイ広報紙で、「財政状況」や「決算」というキーワードで検索すると、各自治体の広報紙に掲載された決算状況に関する記事を見ることができます。近隣の自治体の財政状況も容易に知ることができるようになりました。子どもたちの冬休みの宿題でも活用することができるかもしれません。