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冬休みでも、子どもたちはつながっている! ネットから子どもを守るには

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2016.01.04 広報えびの 平成27年12月号 宮崎県えびの市

冬休みの子どもたちは、家族、親せきに囲まれてゆったりと過ごす、というのは今や昔の話。たとえ家族と同じ炬燵に入っていても、手にはスマートフォン。心ここにあらずで、友達と常につながっている…かもしれません。

急激なネット環境の変化についていけない親を尻目に、子どもたちはSNSやゲーム、そのほかアプリをどんどん使っています。そして野放し状態の結果、さまざまなトラブルが生じているのが実情です。SNSに端を発した友達同士のトラブルをはじめ、知らない人と出会うきっかけになったり、架空請求など悪質商法の餌食になったり…。

そこで「広報えびの」は、『ネット犯罪から子どもを守る』と題して、特集を組まれました。年末年始は、親が忙しく、一方子どもは学校が休みで比較的時間があるためトラブルに巻き込まれやすいので、これは絶妙のタイミングです!

かなり大きな特集なので、詳しく対策も書かれています。家庭でのルール作り、フィルタリングなどのセキュリティサービスの利用、相談できる環境作り…など、どれも子どもにスマートフォンやパソコンなどを与える際に、親が知っておきたいことばかり。
また、どのような被害にあいやすいのか、逆にどのような行為が自らを加害者にしてしまうのか…なども具体的に取り上げられています。

えびの市では、家庭教育学級の講演会や親育て講座で、インターネットトラブルの事例や対策の仕方などを学ぶ機会を提供し、トラブル防止の促進に取り組んでいるといいます。

実はこうしたことについて、通常、親はあまり学習する機会がありません。子どもがトラブルにあっても、学校や消費者センターに相談せずに、自分でなんとか解決しようとしたり、隠してしまったりして、かえってこじらせてしまいがちです。

しかし近頃は子どもだけでなく、お年寄りもスマートフォンなどを手にするようになってきましたから、私も含め親世代は「詳しくないから…」なんて言っていられません。なにせ、子どもと、自分の親と両方の様子を気にしなくてはいけないのですから!

インターネットは全国どこでもつながっていますから、どこに住んでいても、このえびの市の記事は参考になります。お正月は、炬燵でスマートフォンをいじる子どもの隣に寝転んで、ぜひこの特集をじっくり読んでみてください。

 

ネット犯罪から子どもを守る

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