【働く女性の注目記事】「国境」を感じる町
九州に住んでいると、「壱岐・対馬・五島」地方という言葉を聞くことがあります。
古代より大陸との架け橋となって日本に素晴らしい文化をもたらし、時には侵略で大きな被害をうけ、国防という意味でも大変に重要な場所であることは知られたことだと思います。そして今では、島国である日本の中で、国境を感じられる数少ない場所の一つだとも思います。
壱岐は10数年前、対馬は数年前に行きました。
壱岐では元寇の歴史を知り、対馬では自衛隊を眼下に釜山の町を望みました。
風を感じながら未来の大人たちへぜひ1度は訪れて欲しい場所だなということ、外国へ行かなくても、きっと日本を感じることができるはずと思ったことを思い出します。
昨今の修学旅行では、国外はもとより大きなエンターテイメントの場所が人気のようですが、今から日本を担っていく若者にこそ「国境」を一番に感じて欲しいと考えています。
「国境」を感じると日本人であることを認識できるはず。
そして、その記憶が日本の未来を考える力となり、もっと素晴らしい日本へと導く大きな力となると信じています。
広報いき「壱岐の魅力再発見 なるほど壱岐学」というコーナーで【シリーズ 国境の島 壱岐・対馬・五島 ~古代からの架け橋~】とサブタイトルのついたコラムは1月号で55回を数えます。今は、4月に文化庁が認定する「日本遺産」第1号に選ばれた文化財について、毎号紹介されています。この機会に大いなる歴史に触れるのも面白いですよ。