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いよいよ出荷待ち! 「ふくしま逢瀬ワイナリー」

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2016.01.11 広報こおりやま 2016年1月号 福島県郡山市

「ふくしま逢瀬ワイナリー」をご存知でしょうか。たとえワイン通であっても、ピンとくる人はまだ少ないのでは。なんといっても、昨年10月にオープンしたばかりのワイナリーなのですから。

でも、「ふくしま逢瀬ワイナリー」のニュースは、広報こおりやま1月号「郡山市民100人に聞いた 2015年のニュースBEST10」で見事第2位を獲得しているのです! そう、郡山では‟超“有名というわけです。年末年始は昨年のニュースBEST10といった企画がさまざまなメディアを賑やかしますが、地方独自で調査すると独特なランキングになって、興味深いものですね。

さて、この「ふくしま逢瀬ワイナリー」ですが、昨年2月に郡山市と公益財団法人三菱商事復興支援財団が連携して福島県郡山市逢瀬町に建設したワイナリーです。福島県が誇るいろいろな果実を生産・加工・販売まで一連とする事業モデル「果樹農業6次産業化プロジェクト」の構築を目指して作られた、東日本大震災からの復興の希望の種、ともいえるワイナリーなのです。

福島県の果物…といえば、まず浮かんでくるのがモモですよね。農林水産省の「平成26年産果樹生産出荷統計」(以下同)によると、山梨県に続いて堂々の全国第2位、年間3万トン近い収穫量を誇っています。でも福島県産の果物は、それだけではないのです。

例えば、リンゴ。もう青森県の専売特許のようなイメージですが、福島県でも年間約2万8000トンも収穫されていて、全国第5位。日本ナシも年間約2万トンの収穫量があって、全国第4位です。こうした農産物の活用し、私たち消費者のもとにリキュールやワインの形で届けようというわけです。リンゴやナシのリキュール…。どんな味になるのでしょうか。楽しみです。

一方で、ブドウは、全国1位の山梨県に続く収穫量の多いベスト5の県を見ていくと、長野県、山形県、岡山県、福岡県…。あれ、福島県のランクインがありません。よく見ていくと…全国13位の2930トンです。これからワイン用ブドウの生産農家も育成していくということのようですから、生産から一貫した福島ブランドのワイン作りは今始まったところ。これからどのような味が生まれてくるのか、長い目で期待したいですね。

「ふくしま逢瀬ワイナリー」の初出荷は2月に予定されているそう。ワイナリーを立ち上げて最初に出荷されたお酒を口にできるなんて、そうそうできる体験ではありません。「ふくしま逢瀬ワイナリー」、要チェックです!

 

郡山市民100人に聞いた 2015年のニュースBEST10

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