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【働く女性の注目記事】広報紙から町の復興を見守ろう!震災から5年、頑張れ!楢葉町!


田中 志津江

2016.02.18 広報ならは 平成28年2月号(553号) 福島県楢葉町

東日本大震災から5年の月日が経とうとしています。
あの日、皆さんは何を思いましたか?

楢葉町は、東京電力福島第一原発から20キロ圏内にあり当時、全住民が避難を強いられました。昨年9月避難指示が解除されましたが、戻ってきたのは全住民の1割程だといいます。町や国などの行政も必死に復興に向けて動き出してはいるものの、様々なサービスや福祉、医療、学校などの居住するための事業が追い付いていないのが現状です。

そんな中、「みんな、元気?(猪狩香奈)」という記事を見付けました。震災当時、楢葉町で小学校6年生の担任をしていた香奈先生が書いた子供たちへの手紙。避難指示が解除され再び楢葉町に戻り、当時の子供達が今どうしているのかを案じておられます。震災が起きる前の楢葉町に1日も早く戻り、皆の元気な姿が再びこの町に帰ることを願っているのではないでしょうか。

原発事故による健康被害への不安が住民達の帰還を遅らせています。特に子供を持つ家庭では当然の選択・・・。現在、この町に子供は2人、45キロ先の学校まで通っているそうです。また、この町には診療所がありません。

皆さんはこの現状をどう思いますか。私は、子供を育てている親としてやはり戻れないと思います。帰りたくても帰れない・・・こんなに切ない状況があるのでしょうか。5年経った今も思うように進まない復興。1日も早く子供達をはじめ、沢山の住民の皆様の笑顔がこの町に戻る日を信じてやみません。

広報紙から、楢葉町の復興を見て取れます。皆さんもご一緒に楢葉町の復興を願い見守っていきませんか。

 

みんな、元気?(猪狩香奈)

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