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災害の時は知恵が生きる! 「身近なもの」の活用術を知ろう

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2016.03.14 広報けいしちょう第74号 警視庁

東日本大震災から5年がたち、震災の記憶の風化が懸念されるようになりました。災害は、いつ起こるかわからないものですから、備えだけはきちんとしておきたいものです。私もいろいろなグッズを買いそろえてはみたのですが、実際、どのくらい持ち出せるのだろうと思うことがあります。都心ですから、避難所となる体育館も込み合うでしょうし、用意した避難グッズを災害時にすべて抱えて避難できるのかも疑問です。

『広報けいしちょう第74号』は、災害時、目前にある限られたモノがいろいろ活用できることを教えてくれます。例えば、45リットル以上のゴミ袋の底部分を上にして、真ん中と左右に穴を開ければ、防寒衣や雨衣になること、新聞紙は応急的な添え木や防寒着になること…など。こうした知識があれば、いざというとき、最低限のモノを吟味して持ち出すことができそうです。

新聞紙でつくった簡易スリッパの作り方も紹介されていました。これは以前伺った家庭科の先生の研修会でも取り上げられていました。子どもでも作れそうですので、雨の日などに、親子で一緒に一度作る機会を持つといいかもしれません。避難先でパパッと新聞紙でスリッパを作れれば、足先の冷えが気になるお年寄りにも喜んでもらえることうけあいです。

この消費社会では、何か困ったことがあると、すぐにモノに頼ってしまいがちです。便利なグッズや、安い値段で手に入るモノが、普段の私たちの身の回りにはあふれているからです。でもひとたび、そうしたモノの供給がたたれたら…。モノに頼りすぎて生きていると、途方に暮れてしまうに違いありません。

今、ここにあるモノをどう活用するか――。普段の生活でも、こうした頭の使い方をしておきたいものです。私も、モノばかりそろえている災害の備えを、「活用できるモノ」という観点で見直してみようと思います。

 

ふいの地震にふだんの備え ~身近なもの活用術~

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