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自治体の皆さまへ

市民活動応援サイトを開設

「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会会員、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2016.03.15 広報はちおうじ 平成28年3月1日号 東京都八王子市

先日、東京オープンデータデイ2016(会場:明治大学中野キャンパス)に参加してきました。冒頭、この大会の会長である東海大学教授の河井先生から、“まちづくりには参画、感謝、推奨の三つが大切である”というお話がありました。これは、市民が積極的に地域に関わることが地域の問題解決に結びつき、自分たちが地域の当事者となれば地域の魅力を周りの人に推奨したくなる。そして、参加できない人たちによる地域のために働く人たちへの感謝の思いが、さらなる活動のモチベーションを生み出すというものです(私の解釈です)。つまり、市民が積極的に地域に関わり、地域を創る当事者となることが、まちづくりに不可欠な要素の一つであるということです。

昨今では、多くの自治体が市民参加や市民活動の情報を提供するようになってきています。今回は、そのような地域活動に関連する記事の中から、東京都八王子市「広報はちおうじ」平成28年3月1日号の「市民活動応援サイトを開設」「市民企画事業を募集」の二つの記事を取りあげます。最初の記事は、市民活動や地域活動参加を支援するコミュニティ活動応援サイト「はちコミねっと」が3月1日に開設されたというものです。このサイトでは、市内を中心に活動する市民活動団体がホームページを作成して、各種イベント情報などを発信することができるそうです。二つ目の記事は、地域の課題解決をめざす公益的事業の事業費の一部を補助する「市民企画事業補助金制度」の紹介と来年度に実施する事業の募集となっています。申し込みにあたっては、市の担当課が事前に相談にのってくれるそうです(3月31日まで申し込み受付)。

自分が暮らす地域の課題は何なのか、その課題に対してどのような活動が行われ、また行政がどんなサポートをしてくれるのかがわかるサイトは、その地域に長く暮らす住民のみならず、新たに住民となる人にとってもとても便利です。地域のあらゆる活動が見える化されることは、地域の人たちにとって貴重な財産になるものだと思います。自分が住む地域でも市民活動のポータルサイトを探してみたいと思います。

 

東京オープンデータデイ2016の開催レポート
八王子市コミュニティ活動応援サイト「はちコミねっと」
市民活動応援サイトを開設

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