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自治体の皆さまへ

「電力自由化 便乗商法にご注意!」

「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2016.04.12 広報常総 平成28年4月7日号 茨城県常総市

今年の4月1日から、電力の小売りの全面的な自由化が始まりました。これによって、私たちは、どの会社から電気を購入するかを自由に選べるようになりました。これを機に、ガス、通信、コンビニ、鉄道など多様な会社が電力の小売りに参入するようです。経済産業省・資源エネルギー庁ホームページには、登録小売電気事業者一覧が掲載されています。また、電力自由化の開始にともない、自治体広報紙にも関連記事が数多く掲載されています。

今回は、そのなかから茨城県常総市「広報常総」平成28年4月7日号の「電力自由化 便乗商法にご注意!」を取りあげます。この記事では、すでに全国の消費者センターに寄せられている電力の自由化に関連する相談内容が紹介されています。たとえば、電力自由化を口実にして、太陽光パネルや蓄電池などの勧誘を行う便乗商法や、事業者の説明不足、検針票を写真に撮るなど、営業と称して個人情報を取得する詐欺などの相談が寄せられているそうです。また、事業者には電気料金や契約期間、解約条件などを説明する義務があること、訪問販売・電話勧誘販売により契約した場合はクーリング・オフができる(8日以内)ことが説明されています。

これまで電力会社が独占的に販売していた電気が自由化されたということで、さまざまな会社が参入して、料金メニューやサービス内容が多様になり、個々のライフスタイルに合わせて会社を選ぶことができるようになります。電力の切替え契約をしない場合は、今までの電力会社から引き続き電気が供給されるので、電気が使えなくなることはありません。契約会社を選ぶ際には、便乗商法や詐欺に注意しつつ、契約トラブルや不審な場合は、すぐに地域の消費生活センターに連絡しましょう。電力小売りの契約は焦らずに、慎重に行うことが大切だと思います。

☆常総市のマスコットキャラクターは「千姫ちゃま」です。

 

電力自由化 便乗商法にご注意!

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