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【働く女性の注目記事】お互いを知ることで、誰もが住みやすい街をつくろう


山中陽子

2016.05.12 広報さっぽろ 2016年5月号 北海道札幌市

皆さんは障害をお持ちですか? 障害者が身近にいらっしゃいますか? 障害といってもいろいろありますが、当事者の目線や気持ちに寄り添えることはまだまだ少ないのではないのでしょうか?

広報さっぽろで、障がいのあるなしに関わらず、分け隔てなく暮らすことができる社会を目指すことを定めた法律、「障害者差別解消法」がこの四月から施行されたことで特集が組まれていました。特集では、障がいのある方が働く「元気カフェ」の従業員の方へのインタビューが紹介されていました。この記事を読んで、私は今年2月にインフルエンザに罹った時のことを思い出しました。
私の子供は熱を出してもすぐに熱が下がって元気に走り回ることが多いので、近年、私は子供が熱を出しても「今日はゆっくり絵本を読んで過ごせるなあ」位にしか思わなくなっていたのです。しかし、自分が10年ぶりに39度の熱とお腹の痛みにうなされると、かなり辛く動けませんでした。自分が体験して、子供も熱で苦しんでいたことに共感が足りなかったと反省したものでした。

病気と障害では中身は違いますが、体験した人しか分からない事が多い点では似ています。広報さっぽろの特集のように、おかれた立場の違いを分かろうとする取り組みが、皆の住みやすい街づくりにつながっていくのかもしれません。ぜひ一度広報をご覧になって、皆様の街の独自の取り組みを知っていただけたらと思います。

 

障害がある人もない人も、誰もが安心して暮らせる街に

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