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特集 認知症~いつまでも、あなたらしくいきいきと~

「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2016.05.31 広報はすだ 2016年5月号 埼玉県蓮田市

2005年4月から『認知症を知り地域をつくる10か年構想』に取り組んできた厚生労働省は、昨年の1月に『認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)』を発表しました。これは、認知症の人が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるために、7つの柱に沿った施策を総合的に推進していくというものです。その柱のひとつが、「認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進」です。認知症への理解を促進するキャンペーンや認知症サポーターの養成、認知症の人を含む高齢者への理解の推進など、社会全体で認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進を図るというものです。自治体にとっても認知症への対応は重要課題のひとつであり、広報紙にも認知症に関する記事が数多く掲載されています。

今回は、認知症に関連した記事の中から埼玉県蓮田市「広報はすだ」2016年5月号の「特集 認知症~いつまでも、あなたらしくいきいきと~」を取りあげます。この記事では、認知症は脳の病気であることをはじめ、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症という三種類の認知症の特徴と具体的な症状が説明されています。また、4年以上にわたってご家族の介護をされている方へのインタビュー記事として、介護の現場の実情や市のサポートの利用方法などが掲載されています。この特集記事では、難しいことが分かりやすく、かつ丁寧に解説されていますので、蓮田市にお住まいの方のみならず、多くの方にとっても読む価値のあるものだと思います。各自治体の広報紙の特集には、市内の方だけでなく、市外の方にも役立つ情報が数多く掲載されています。マイ広報紙サービスは、そのような記事を多くの方にお伝えする方法として、とても有効だと思います。

認知症の原因は、病気やストレスをはじめ、偏った食生活や運動不足といった生活習慣も指摘されています。誰にでも起こりうる病気です。今は、どの自治体でも高齢者に関する総合相談窓口を設置しています。もしご家族に認知症に該当する症状がみられた場合は、まずは地域の包括支援センターに相談することが大切だと思います。

 

認知症~いつまでも、あなたらしくいきいきと~

Interview(ご家族の介護をされている方)

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