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自治体の皆さまへ

「土砂災害から身を守るために」

「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2016.09.27 ちば市政だより 平成28年9月15日号 千葉県千葉市

毎年、台風は25個前後発生し、そのうち日本に近づくのは11個程度、上陸するのは平均2.7個ほどだそうです。しかし、今年はすでに発生した17個の台風のうち6個(8月に4個、9月に2個)が日本に上陸したと気象庁は速報値として発表しています。今年は、すでに例年の倍以上の台風が上陸していることになります。また、今年は台風と秋雨前線の影響で、大雨が降る日が多くなり、各地で被害が発生しています。この時期には、自治体広報紙にも集中豪雨、台風、竜巻、河川の氾濫、土砂災害への備えを解説した記事が数多く掲載されています。

今回は、そのなかから千葉県千葉市「ちば市政だより」平成28年9月15日号の「土砂災害から身を守るために」を取りあげます。この記事では、(1)防災マップの配付場所、(2)身を守るための知識と緊急情報の入手方法、(3)避難勧告が発令されたときの身の安全を守る行動などが説明されています。とくに、避難勧告が出されたときには、
・崖から離れた安全な場所へ一時的に避難する
・外が危険な場合、崖とは反対側のより高い部屋などへ避難する
という行動が大切だそうです。
また、崖から水が吹き出すなどの前兆現象があった場合や危険を感じた場合は、自主避難がすすめられています。

地域によって発生する危険性の高い自然災害は異なりますので、自治体が作成している防災マップなどで自分が住む場所では、どのような災害の危険性が高いのかを事前に確認することが必要です。また、普段から冠水しやすい道路などを確認しておくことも大切です。自治体によっては過去の冠水状況を示した地図を公表しています。もうすぐ10月ですが、11月に上陸した平成2年の台風28号もあるように、しばらくの間は気象情報に注意しなければいけません。

 

土砂災害から身を守るために

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