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自治体の皆さまへ

地球温暖化対策に取り組みましょう

「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2016.11.29 広報ごてんば 平成28年11月20日号 静岡県御殿場市

環境省は、昨年から温室効果ガスの排出量26%、家庭で40%削減(いずれも2013年度比)を目標に掲げ、「COOL CHOICE」(クールチョイス)運動を進めています。これは、政府・産業界・労働界・自治体・NPOなどが連携して、その目標達成のために、普段の省エネに加え、低炭素型の製品やサービスを選ぶなど、地球温暖化を防止するための「賢い選択」を進める国民運動のことです。電気をこまめに消す、エコバッグを使うといった日常行動とともに、エコカーやエコ家電を買う、エコ住宅を建てるという選択行動までも含んでいます。自治体も従来の温暖化防止活動に加えて、さらなる活動を進めています。

今回は、静岡県御殿場市「広報ごてんば」平成28年11月20日号の“地球温暖化対策に取り組みましょう”を取りあげます。この記事では、御殿場市における温室効果ガス排出量の現状と『御殿場市地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)』が紹介されています。
御殿場市の温室効果ガスの部門別排出量は、運輸部門が36.9ポイントの減少であったのに対して、家庭部門が31ポイントの増加となっているそうです(平成17年度と平成24年度の比較)。意外(?)にも家庭部門の排出量が、温室効果ガス排出量増加の大きな要因のひとつとなっているようです。この数字をみるかぎり、日常生活でのエコ行動がまだまだ不十分であることがわかります。

地球温暖化は、私たちが直面している大きな問題のひとつです。その影響は、気候変更による自然災害の発生や生態系への影響にまで及びます。温暖化問題の解決が難しいのは、その原因が私たちの活動基盤となっている石油や石炭のエネルギー利用にあるからです。私たちは“エネルギー消費という視点”から自らの行動をあらためて見直す必要があるかもしれません。

☆御殿場市のごてんば魅力☆宣伝部長は「ごてんばこめこ」です。

 

地球温暖化対策に取り組みましょう

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