風情豊かな町で“雛めぐり”を楽しむ
3月3日は子どもたちの無病息災を願って人形を飾るひなまつりです。ひなまつりが、いつ頃から始まったのか歴史的には明らかではないそうですが、江戸時代に入ってから広まりをみせ、儀式が定着するにつれて、ひな人形や道具類は精巧で華麗なものとなり、ひな段の数も徐々に増えていったようです。毎年この時期には、自治体広報紙でもひなまつりイベントや展示会の記事が数多く掲載されます。
今回は、ひなまつりの記事のなかから茨城県桜川市「広報さくらがわ」No.273(2017年2月1日号)「和の風第十五章~真壁のひなまつり」を取りあげます。この記事では、国の重要伝統的建造物群に指定されている“真壁の町でのひなまつり”の紹介です。筑波山のふもとの真壁は、江戸時代から戦前にかけての住宅や蔵など古い町並みが残る地域です。この真壁のひなまつりは、「寒い中、真壁に来てくれた人をもてなそう」という地域の方の想いから平成15年に始まったもので、今回で15回目を迎えます(開催期間は3月3日(金)まで)。ひな人形を飾る家やお店は当初の40軒から、今では180軒近くにまで増えたそうです。風情ある町並みと緋色のもうせんがひな人形を一層愛らしく見せているのでしょう。
伝統的なひな人形の展示やおまつりは全国的に広く行われています。現在、「マイ広報紙」ホームページでは「ひなまつり特集」が掲載されていますので、この特集ページから近くで開催されているひなまつりイベントを見つけられるかもしれません。
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