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【働く女性の注目記事】障碍者の方にとって大切な「ヘルプカード」、皆さんはご存知ですか?


野口 由佳

2017.04.05 広報かつしか 平成29年3月25日号 東京都葛飾区

皆さんは、「ヘルプカード」というものをご存知ですか? 「ヘルプカード」には、それを所持する人の名前などの情報や、緊急連絡先、どんな支援を必要としているかなどが記載されています。障害のある方などが所持することで、周りの人たちに必要な情報を伝えるための非常に大切なカードなのです。日常生活はもちろん、災害が起きた時、この「ヘルプカード」が大いに役立ちます。特に、内部障害、聴覚障害、知的障害などを持つ方は、パッと見ただけではなかなか障害者であることに気づいてもらえないことも多く、そんな時にこの「ヘルプカード」が活躍します。「ヘルプカード」を持っている方が困っている様子を見かけたら、何かお手伝いできることはないか、ぜひ声をかけてあげたいものですね。

しかし、まだまだ「ヘルプカード」の認知度は低いのではないでしょうか。知らなければ、日常でこのカードを持っている方を見かけても、行動が起こせません。まずはこの「ヘルプカード」というものの存在が、もっと一般的になる必要があります。

例えば、妊娠中の方が周りの方からの配慮を求めるための「マタニティマーク」。これは今や多くの方が知っていますね。「マタニティマーク」のように、誰でも「ヘルプカード」の存在を知っている世の中に早くならなくてはいけません。そしていざという時、すぐに必要な支援が与えられるような仕組みづくりが大切です。そのために必要な第一歩は、まず「知ること」。もっと「ヘルプカード」が一般的になり、障害者の方々が暮らしやすい世の中になればいいな、と思います。

 

ヘルプカードは、障害のある方が困ったときに手助けを求めるための物です。

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