子どもたちにも食中毒の知識を伝えよう!
6月から8月にかけて、1年の中でも最も食中毒が多い時期です。この原因となるのが、腸管出血性大腸菌(O157など)や、カンピロバクター菌、サルモネラ菌、ノロウイルスといった細菌やウイルスです。最近は、集団食中毒の報道をたびたび目にするところです。この時期、自治体の広報紙には、食中毒防止の注意記事が数多く掲載されます。
今回は、食中毒防止に関連した記事のなかから宮崎県三股町の「広報みまた」2017年6月1日号の「食中毒を防止しよう!」を取りあげます。この記事は、家庭内での食中毒予防のための「付けない」「増やさない」「やっつける」の解説です。
1 細菌をつけないために、「こまめに手を洗う」「食材を分ける」
2 細菌を増やさないために、「低温で保存(冷蔵保管の温度の目安は10度以下)」
3 細菌をやっつけるために、「加熱処理(中心部を75°Cで1分以上加熱)」
これらは、基本的なことなのかもしれませんが、ついつい無意識にやってしまうことがあるかもしれません。忙しいときには、とくに注意が必要ですね。これからの季節は、子どもたちと一緒にバーベキューや焼肉を楽しむ機会が多くなると思います。とくに、バーベキューの時は、子どもの判断で食べてしまうかもしれません。食中毒に関する知識は、大人だけでなく、子どもにもしっかり伝えたいと思います。
日本でもっとも多いといわれるのは、カンピロバクター菌による中毒で、この菌はほんの少し口に入っただけでも感染の可能性があるそうです。「食中毒?」と思い当たる場合は、医療機関での受診が必要です。とくに、子どもや高齢者は感染すると重症化するおそれがあるそうです。バーベキューは、食中毒予防の正しい知識をもって、安全でおいしく楽しみたいですね。
☆宮崎県三股町の観光情報
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