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【働く女性の注目記事】睡眠不足は万病のもと。睡眠に関する意識を高めて不眠症を防ごう!


荻野 則子

2017.06.21 広報あつぎ 第1256号(平成29年6月1日発行) 神奈川県厚木市

日本人の約3割が不眠症で、睡眠障害を含めると約4割を占めると言われています。総務省統計局が行っている5年毎の「日本人の睡眠に関する統計」2016年度では、日本人の平均睡眠時間が7時間31分で、睡眠時間を8時間以上とる海外の国に比べるとかなりの差があります。また、睡眠時間は、健康や脳に与える結果も近年話題になっていますので、睡眠時間が少ないことを美徳とする日本人には頭の痛い話ですね。

しかし、人間は一人ひとり体質が違い、8時間の睡眠をとらないとダメな人、睡眠時間が5時間でも大丈夫な人など睡眠時間は人それぞれです。

そのため、睡眠時間をたくさんとるのではなく、朝の目覚めが良く、体も軽く、気分爽快に起きられ日中眠気が起きない睡眠が良質で自分に適した睡眠時間だと言われています。
仕事や家庭生活、体調に悪影響を及ぼす不眠症は、早期のうちに治療する必要があります。

不眠症には、なかなか寝付けない入眠障害型・夜中に目が覚める中途覚醒型・朝早く目が覚める早朝覚醒型・ぐっすり眠った気がしない熟眠障害型の4タイプがあり、それぞれのタイプに合った治療が求められます。

不眠症のうち約6割は、不眠の自覚症状がないと言われていますので、普段から睡眠に対する正しい知識を持つことや睡眠に関する意識を高めることは不眠症の予防に繋がります。
広報あつぎの睡眠の講話のような機会があったら是非、みなさんも参加して、自分にあった良質な睡眠について考えてみましょう。

 

心を休めるための眠りのヒケツ

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