夏休みの自由研究にも…「子ども霞が関見学デー」で賢くなろう!
「子ども霞が関見学デー」をご存知ですか? 「子ども霞が関見学デー」は、夏休みに文部科学省をはじめとした府省庁等が連携して、親子向けに業務説明や省内見学などをおこなう…という省庁を挙げての一大イベント。今年は8月2日(水曜日)、3日(木曜日)に、25府省庁等が参加して実施されます。
私も今までに2度、この「子ども霞が関見学デー」の金融庁の講座で、講師を務めたことがあります。普段なかなか入ることができない記者会見が開かれる立派な「会議室」での講座に子どもたちの目はキラキラ。本物ってこうなんだ! 社会を学ぶことは楽しい!といった、子どもたちの素直な感情に触れることができて、私にとっても忘れられない思い出になっています。
こうした講座は、各省庁が自らの施策に対する理解を深めてもらおうと、頭をひねって企画したものですから、面白くないわけがありません。今年も、気になる講座がたくさん見つけました。例えば内閣府主催の「子ども災害対策本部」。発災時の政府の仕事を、災害対策会議を通じて学んでもらおうというもので、子どもたちが災害対策本部の『子ども大臣』として初動対応の指示を出すなど、臨場感のある災害対応シミュレーションが経験できるそうです。
文部科学省では、プログラミング教育が学校に導入されるのを前に、「タブレットでプログラミング」講座なども開催されています。 親子1組1台のタブレット端末でプログラミングソフトを使ってオリジナルの「遊べる物語」をつくるのだとか。また私が気になったのは、法務省主催の「刑務作業体験コーナー」。横須賀刑務支所の職員の方の指導の下、刑務作業で実際に行われている石けん作りに挑戦するというもの。どれも親子ともども貴重な経験ができそうなものばかりです。
こうした講座は、事前申し込みが必要なものがあります。私も自分の講座がない年に「子どもたちと一緒に行きたかった!」と、締め切り後に後悔したことが何回もありました。その場で参加できるものもありますが、早めに情報を仕入れて、計画を立てることをお勧めします。なんといっても 「子ども霞が関見学デー」は、自由研究のネタの宝庫。計画的に活用できれば、自由研究の“早期完成”も夢ではないのですから!
タブレットでプログラミング 2017夏~― 親子で遊べる物語を作ろう! ―~