区民目線でCM作りに挑戦!「あだちワンダフルCMグランプリ」
ここのところ、いろいろな都道府県が、地元をアピールする動画を作成し、公開しています。中には驚異的なアクセス数を稼いで、テレビで紹介されるものも。くすっと笑えたり、意外な展開に度肝を抜かれたり…。プロが腕によりをかけた地元PR動画は、私たちを楽しませてくれ、もはや一つのエンターテイメント…といった感じです。
こうしたプロっぽい作品は、食事でいえばちょっとした“ごちそう”。PRがスマートで目にも耳にも心にも訴えかけてきます。
一方、地元のお肉屋さんのおいしいメンチカツのようなおいしさを与えてくれるのが、東京都足立区の「あだちワンダフルCMグランプリ」の受賞作です。
この「あだちワンダフルCMグランプリ」は、区の魅力が区内外に広く伝わるオリジナル映像作品(60秒以内〈15秒単位〉)を広く公募し、受賞作を決めるというもの。『あだち広報 2017年7月25日号』には、募集の告知記事が掲載されていました。
さっそくサイトで過去の受賞作を確認してみました。私のお気に入りは、第3回グランプリ作品の「いつまでも歩みたい場所」。川の土手への思いをしっとりと描いたものですが、「住んでいる人」「住んでいた人」の郷愁にある目線が、ほっこりした気分にしてくれます。
このグランプリ、足立区に対する熱い思いさえあれば、応募資格は足立区在住・在勤・在学はすべて不問。ですので「訪ねてきた人」の目線の動画もあります。第4回のグランプリ作品は、ふと訪ねた下町の昔からあるお店での出会いをもとに足立区の歴史を感じさせてくれます。
ここのところの受賞作は、とても凝っていて、少し“ごちそう”化しているかもしれません。第6回グランプリは足立区を訪れた外国人の目線で、安く楽しめる街・足立をテンポよく紹介しています。1万円でこんなにいろいろな体験ができるのか!と驚かされました。
「あだちワンダフルCMグランプリ」募集告知記事の下には、「映像制作ワークショップ『トリック動画を作ろう!』」という区内在住の小学4・5年生と保護者を対象としたイベントの告知もありました。自分のスマートフォンを使ってトリック動画を作る…というものです。そう、今や動画はスマホで簡単に撮れるもの。このイベント参加者の小学生の中から、「あだちワンダフルCMグランプリ」の受賞者が生まれるかも⁉ ちなみにグランプリ受賞者には10万円分の商品券と豪華副賞です!