【働く女性の注目記事】わくわくドキドキ!「働く」を感じる中学生職場体験学習
文部科学省がキャリア教育施策のひとつとして推進している、中学生による職場体験学習をご存知ですか?2017年8月号広報ことうらでは、さまざまな職場で奮闘する生徒たちの様子がレポートされています。
中学生による職場体験は、全国の公立中学のおよそ90%で実施されている学習活動です。地元企業で働く体験を通して、職業観・勤労観を育みながら地域社会の一員として関わることを目的としています。私たちが子どもの頃と比べると、現代の子どもたちは仕事をイメージすることが難しいといわれています。例えば、経理の仕事も建物を設計する仕事も「パソコンに向かっている仕事」であって、何をしているのかわからないと感じているそうです。実際の仕事を経験することで、「働くとは何か」を感じることができる貴重な機会です。
一方で、職場体験を受け入れる企業にとっては、興味を持ってくれる生徒がいる喜びの反面、苦労はとても大きいようです。社員が監督者になり、安全かつ興味深い体験プログラムを作り、通常業務に差し支えがないようスタッフを用意するのは至難の業です。そんな理由から、受け入れを断られることも多く、企業探しに苦労している学校も多いという声も聞きます。
企業も学校も大人に負担がかかる取り組みですが、「働くってカッコいい!スゴい!」と感じた体験は、生徒達の未来につながる種になるかもしれません。生徒達の成長だけでなく、企業の活性化にもつながる職場体験学習の取り組みを応援します。