【働く女性の注目記事】梨で夏バテ解消。季節の恵みを味わいましょう!
スーパーで梨を見かけるようになりました。シャリシャリとした食感とみずみずしい甘さの秋の味覚です。広報まつどNo.1585 2017年8月15日号では、市内の観光梨園の案内が掲載されています。幸水や豊水、二十世紀ぐらいしか知りませんでしたが、ほかにも菊水や新星、かおりなど種類が豊富なのですね。食べごろが10月上旬までとありますので、さまざまな種類の梨を味わえそうです。
梨の起源は中国ですが、古くから日本で親しまれてきた果物の一つです。弥生時代には、食用されていたことがうかがえる種子などが発見されています。奈良時代の歴史書『日本書紀』には梨の栽培を奨励する記述があり、江戸時代には150以上の品種が栽培されていたとのこと。現在、生産量第1位、2位の幸水、豊水だけで全体の半分以上を占めています。ビタミンなどの栄養には乏しいですが、実は夏の疲れが出てくるこれからの時期にはありがたい食品なのです。疲労回復に効果がある果糖、リンゴ酸、クエン酸が豊富で、発汗によって失われてしまうカリウムも多く含んでいます。90%近くもある水分は体の熱を冷まし、糖アルコールの一種であるソルビトールは、のどの炎症を鎮める働きがあります。
最近では洋なしも珍しくなくなりました。こちらは収穫後に熟成させるため、芳醇な香りととろけるような舌ざわりが特徴ですが、栄養価に大きな差はないそうです。9月ごろから食べごろをむかえるので、こちらもあわせて楽しみたいです。