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【働く女性の注目記事】忙しい日常だからこそ! 日本の匠の技、日本髪に触れる。


高橋恭子

2017.08.30 広報しまだ 平成29年8月号 静岡県島田市

 9月4日はくし(櫛)の日。この時期になると、主に美容業界による櫛に感謝するイベントが全国各地で行われます。その中でも“髷”にちなんだ祭り、島田髷祭りがあるのをご存知ですか? これは、静岡県島田市で毎年9月の第3日曜日に開催されるもので、島田出身の遊女・虎御前が考案して結ったといわれる“島田髷”を供養感謝する祭りです。広報誌『広報しまだ』によると、今年で60回の節目を迎え、祭り当日にはさまざまな日本髪・島田髷を結った髷娘らが手踊りを披露しながら練り歩く姿が見られるとのこと。しかもそのほとんどが地毛で結い上げるというのだから、驚きです。

 以前、美容師さんがさまざまな日本髪を結い上げるところを間近で見る機会がありました。何種類かの櫛を使い分け、丁寧、かつ迅速に一つの芸術品である日本髪を仕上げていきます。まるで髪が生きているようで、その卓越した技に感銘を受けました。そして、あの独特な芳香を放つ鬢付け油! 長く艶やかな漆黒の髪にあの香りが混じり合うと、得も言われぬ気分になります。まさに日本が誇る伝統文化といえるでしょう。

 今ではあまりお目にかかることのない日本髪。現代女性は家事に育児、そして仕事ととかく忙しく、髪型にかけられる時間も限られていますが、それでも通勤中にきれいなアップヘアや巻き髪を見かけると、女性でも心奪われることがあります。それはもしかしたら日本女性の内に潜む、日本の伝統美術へのオマージュなのかもしれません。この機会に日本の伝統美、日本髪に触れてみてはいかがでしょうか。

 

第60回島田髷まつり

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