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伊仙町の元気が出るニュース! 国産コーヒー豆の挑戦

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2017.09.11 広報いせん 平成29年9月号 鹿児島県伊仙町

 人生50年も生きてくると、それなりに悲しい出来事にも遭遇するものです。そして、そういう経験を重ねるごとに他人の経験までもが、わがことのように感じられ、ニュースで接する悲しい出来事に心を痛めることも多くなってきました。疲れたときなどは、昔あった「元気になるテレビ」ならぬ「元気になるニュース」があったら…なんて思ってしまいます。

 そんなことを考えていたからでしょうか。鹿児島県伊仙町の『広報いせん 平成29年9月号』の元気になるニュースが、目に飛び込んできました。

 「特集1~国産コーヒー豆を使用した商品の発売を目指して~」と題したその記事は、コーヒー販売大手の味の素AGF(株)と総合商社丸紅(株)、そして徳之島のコーヒー生産者会と伊仙町の4者で協定を結び、徳之島コーヒー支援プロジェクト事業が発足したことを伝えるニュースです。

 まず「国産コーヒー」と聞いて、驚いてしまいました。日本でもコーヒーが作れるのですね。台風被害など課題はあるようですが、生産者の方のお話によると「スッキリした味で、苦味もあるし、香りも良い」そう。なんでも、和菓子に合った「ジャパニーズコーヒー」を目指すということがプロジェクトの発端のようで、日本人のための、日本人による、国産のコーヒー…といった趣のコーヒーのようです。

 AGF(株)の社長からの「苦労の日々かも知れないが、逃げずに一緒にやります」という言葉、そして生産者の方の「徳之島のコーヒーが『島の夢』としてつながっていって欲しい」という力強い言葉も紹介されていました。地方の産業の衰退、人口減…が問題視されている中で、なんという元気の出る、勢いを感じさせるコメントでしょう。

 もう早くも東京でも手に入らないかな…と思ってしまいましたが、生産者の方曰く、「農家というのは、畑に毎日足を運ぶことで育てている作物の成長を逐一観察し、育成方法を見つけ出し覚えていくもの。何十年も繰り返して経験を積み重ねて成長していくから、まずは急がないこと!」。

 なるほど。消費者も「徳之島コーヒー」の発展を、急がず待ちたいと思います。いつか、和菓子と「徳之島コーヒー」でほっとする日を夢見て。

 

特集1~国産コーヒー豆を使用した商品の発売を目指して~

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