【働く女性の注目記事】合言葉は、「き・き・さ・れ」。地域のつながりで高齢者を見守ろう
先日、久しぶりに遠く離れて暮らす高齢の母に電話をしました。受話器から聞こえる弾んだ声で、元気に暮らしている様子がうかがえ安心しました。2017年1月5日に日本老年学会などが、高齢者の定義を、65歳以上から75歳以上に引き上げたことを提言したニュースを思い出しました。医療の進歩などで、高齢なっても元気な人が増えたことなどが背景にあるようです。そんな中、高齢者の孤独死や詐欺事件など、高齢者に関するニュースを目や耳にするようになりました。
広報はまなか2017年9月号では、「高齢者見守りネットワーク~展開中~気づいて見守るまちづくり」という記事が掲載されています。地域全体で高齢者を見守ろうと、「きざし」「気づき」「さりげない見守り」「連絡」の「き・き・さ・れ(危機され)」という合言葉で、見守りのポイント例を紹介しています。認知症の人と家族については、認知症という病気を人に知られたくないとの思いで、表に出てこなくなり、家族だけで悩みを抱え込んでしまうケースもあるようです。地域の人々が認知症について正しい知識と理解を持ち、尊重しながら見守ることが大切です。また、郵便物がたまっていないか?などを配達員が日常の業務の中でできる見守りをするなど、地域包括支援センターと協力事業者とが連携する取り組みも。このように浜中町の他にも、各自治体や事業者などが高齢者を支えるさまざまな取り組みの輪を広げています。もうすぐ「敬老の日」。高齢者への感謝と、思いやりを持ちながら、みんなが安心して暮らせる地域にしたいですね。