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スポーツが苦手な人も…積極的に一歩踏み出す秋にしよう!

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2017.09.25 市報こだいら 2017年9月20日号 東京都小平市

 いつの間にか、秋も本番。スポーツの季節ですね。2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、東京都内の各地でスポーツ関連のイベントが予定されているようです。

 東京都小平市の『市報こだいら 2017年9月20日号』には、小平市在住の障がい者スポーツで世界を目指す選手のインタビュー記事が掲載されていました。障がい者卓球でパラリンピックを目指している、佐藤泰巳選手はこうコメントされています。「自分が活躍することで、障がいのために積極的な活動に踏み出せないでいる人が、一人でも多く、明るく前向きに夢をもてるようになればいいなと思っている」と。

 私には、スポーツは「運動が得意な人のためもの」という強烈な思い込みがあり、スポーツにはまったく積極的になれずにいました。私は身体が弱く、ちょっと外で遊ぶと、すぐ熱をだしてしまう子どもだったため、両親からずっと外遊びを禁じられて育ちました。そのせいか、いまだに体力もなく、運動は大の苦手。特にチームで戦うスポーツは、チームに迷惑をかけるのではと、びくびくしてしまうし、生涯スポーツを!などといわれても、どうぞ、運動が得意な方々で…と、ひがんでしまうのです。

 ところが、数年前のある日、テレビでパラリンピック陸上選手の佐藤真海(谷真海)選手の活躍を見て、ドキッとしました。私も、私にできることを伸ばしていけば、パラリンピックの選手の方々のようになにかしら可能性が広がっていくのかなと、大いに心動かされたのです。

 それから、私にできることを考え、少しずつジョギングを始めました。佐藤泰巳選手のコメントにある「積極的な活動に踏み出せないでいる人」であった私が、一歩を踏み出すことができたのです。

 『市報こだいら 2017年9月20日号』には、パラリンピックの競技の説明や、障がいの有無を問わずボッチャや卓球を楽しめる「あおぞらパラスポーツフェスタ」「ノルディック・ウォーキング教室」などのイベント告知も掲載されていました。実は今、私は膝を壊してジョギングを休んでいるのですが、ノルディック・ウォーキングから、もう一度始めたいと密かに思っていました。「積極的な活動に踏み出せないでいる人」も、できることから始めてみる“きかっけ”が満載です。

 

佐藤泰巳 スポーツを通して夢を持てる人を増やしたい

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