その街に住みたいと思う条件って何ですか? 利便性、お店の数、住環境……。いろいろあると思いますが、私の場合“図書館”が意外と上位だということに、ふと気づきました。広くて開放感のある図書館でお気に入りの1冊を探す旅は、まさに至福の時間。家事や仕事などに追われる毎日から非日常へと誘ってくれます。購入となると躊躇してしまう本でもお手軽に“冒険”できるため、ちょっと気取って借りたものの結局は未読で返却、もよくある話。また、子供の成長にあわせて読みたい本も変わるので、移り気な私にとって図書館はなくてはならない存在です。

　最近では蔵書冊数や資料の豊富さに加え、さまざまな人が楽しめるようサービスの充実を図る図書館が増えているそうです。新潟市にある“ほんぽーと”もその１つ。“本の港”という意味を持つこの図書館は、ゆったり寛げる『滞在型図書館』として開館、本はもちろんインターネット環境を充実させたり、乳幼児連れのママが安心して図書館を利用できるよう週に２回『赤ちゃんタイム』を実施したりと、至れり尽くせり。そしてこの度、10周年を迎える“ほんぽーと”の記念イベントが開催されるそうです。寄席や著名人による講演会、子ども向けフェスティバルなど、どの世代でも満喫できるイベントが盛りだくさん! すべて無料で体験できるので、普段図書館に通わない方でも楽しめますね。

　『市報にいがた９月17日号』の記事を読み、図書館巡りがしたくなってきました。秋の夜長のお供を探しに、あなたも図書館へ行ってみませんか?

ほんぽーと開館10周年記念イベントを開催