【働く女性の注目記事】未来の担い手たちに見せたい、働く姿。~足立区発・写真集「あだち工場男子」~
都内で2番目に製造業の工場数が多い、足立区。人材確保に悩む工場も多く、足立区のものづくりを盛り上げたい人たちの熱意により、現場の魅力を伝える写真集が生まれました。あだち広報 2017年9月25日号で紹介されている「あだち工場男子」、足立区内の26社29人の町工場で働く若者がとりあげられています。
仕事中の真剣なまなざしや、職場の人たちと一緒にいる時の柔和な笑顔。異なる表情の写真が掲載され、ものづくりの仕事に就いた動機や、これからの目標も添えられています。私も取り寄せて読んでみましたが、ページをめくるうちに、自分とは縁遠いと思っていた世界に引き込まれていきました。隣で見ていた小学生の息子は、溶接マスク姿の写真に「かっこいい!」と目を輝かせ、“板金男子”が気に入ったようです。
たとえ近所であっても、工場の中の様子や働く人たちのことを知る機会はあまりないもの。写真を通して働く人の姿や仕事の魅力に触れることで、将来就きたい職業の選択肢が増えるといいなと思いました。これから社会に出ていく未来の担い手たちに、ぜひ手にとってほしい一冊です。
足立区ホームページによると、区と「あだち工場男子」のコラボ企画として、10月7日(土)・8日(日)・14日(土)・15日(日)には、「あだち工場男子」掲載企業による日替わりワークショップが予定されています。「アクリルの板を熱で曲げて、オリジナルのスマホスタンドを作る」など、本格的ながらも、ものづくりの技術に気軽に触れて楽しめる内容です。お近くの方は、ぜひ体験してみてください。