“本”を通して子どもと楽しい時間を分かち合う。
今年も10月27日(金)から“読書週間”が始まります。文化の日を中心にした2週間で、この期間に書店や図書館でさまざまなイベントが行われます。有名な東京の「神田古本まつり」もこの時期に行われます。また、自治体広報紙にも図書館のイベント情報が数多く掲載されます。
今回は、この読書週間に関連した記事のなから東京都港区の「広報みなと」2017年10月21日号の「『いざ、読書。』2017読書週間10月27日(金)~11月9日(木)」を取りあげます。この記事は、図書館カードの手続きをはじめ、本やCDの予約、リクエスト方法など基本的な利用案内と図書館サービスの紹介です。普段から利用している人にはあまり重要ではない内容かもしれませんが、図書館に限らず定期的に地域施設の利用案内を広報紙に掲載することは新たな利用者を増やすきっかけになるものであり、とても意義あることだと思います。また、紹介されているサービスのなかのひとつに「ブックスタート」があります。これは1歳の誕生日までの赤ちゃんと保護者を対象に“図書館から本をお渡しする”という事業です。この取り組みは1992年にイギリスではじまったもので、“読み聞かせ”をすることで読書の時間を親子でより深く楽しめるようになるという効果があるそうです。
文部科学省が今年の3月に公表した『社会教育調査報告書』によると、全国の図書館の数は3,331館、1館あたりの利用者数は年間55,000人を超えているそうです。児童1人当たりの本の貸出冊数は28.4冊で過去最高になったようです。地域の図書館は社会教育施設のなかでも最も利用される施設のひとつです。図書館が企画する様々なイベントや教室は、子どもたちの本への関心を高めることにつながっていると思います。
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