“読書通帳”は親子のコミュニケーションを深めます。
現在、マイ広報紙では「読書の秋」を特集記事として取りあげています。この「読書の秋」という言葉は、中国の唐時代の漢詩のなかの「燈火稍(ようや)く親しむ可く」という一節に由来するものだそうです(国立国会図書館ホームページ参照)。その意味は、「秋の涼しさが心地よく感じられ、燈火の下で読書をするにはちょうど良い季節」ということだそうです。
今回は、読書に関連した記事のなかから兵庫県赤穂市の「広報あこう」2017年10月号の「“読書通帳”を始めませんか!」を取りあげます。この記事は、この秋に赤穂市が読書通帳機を銀行の預金通帳のような図書館専用の通帳で、借りた本の記録を印字するものです。この通帳を見れば、それまでに読んだ本の確認ができることはもちろんですが、もしかすると読んだ本の感動を思い出してもう一度読みたくなるかもしれません。この通帳は、そんなときの手がかりにもなります。この取り組みは、これまでとは違った読書体験を私たちに与えてくれそうな気がします。中学生以下は通帳の発行が無料ということなので、子どもたちにはぜひ作ってほしいと思います。
読書通帳のことを調べてみると、この取り組みは山口県下関市で始まったもので、いま全国に広がりつつあるそうです。機械の導入には費用がかかるそうですが、すでに導入した図書館では子どもたちの利用が増えたという効果が出ているとのことです。親子で始めれば、本と通したコミュニケーションがきっと増えると思います。
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