【働く女性の注目記事】口内環境維持の要「唾液」を増やして口臭予防
自分の口臭が気になった経験ありませんか?人から指摘されることもあまりないうえに、自分ではわからないことが多いものです。最近では口臭予防の歯磨き粉やマウスウォッシュの種類も豊富にあり、人々の関心の高さがうかがえます。少し古いデータですが、一般国民約3万人に対して行われた厚生省(現厚生労働省)の保健福祉動向調査(平成11年)によると、口臭が気になると回答した人の割合は14.5%あり、世代別に見ると45~54歳が最も高く20.7%とのこと。この世代は女性の場合、女性ホルモンの乱れで体調の変化が現れる更年期と重なりますね。西区役所だより「にし」(平成29年11月5日)の「女性のためのお口から始めるアンチエイジング~口臭予防と唾液腺マッサージ」に注目しました。
口臭の種類のうち生理的口臭と言われるものは、起床時、空腹時、緊張時に唾液の分泌が減少するため細菌が繁殖して起こるそうです。唾液には、消化を助ける、粘膜を保護する、細菌の繁殖を抑えるなど様々な作用がありますが、年齢とともに唾液の量が減り口腔内を清潔に保てなくなることで、口臭が発生しやすくなるそうです。舌の体操や唾液腺マッサージによって唾液がよく出るようになり、口臭や口腔内の乾燥を予防できるというのですから試してみる価値ありだと思います。
また、舌の汚れ(舌苔)をとることも口臭予防に効果があるようです。江戸時代の浮世絵には舌清掃をする女性が描かれているとのこと。昔から身だしなみの一つとして行われていたのですね。