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日本各地の味を知りたい! “勝負めし”はなに?

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2018.02.12 広報きりしま 2018年2月上旬号 鹿児島県霧島市

 受験シーズン、真っただ中。思えば我が家も、昨年、一昨年と2年続けて、このシーズン、子どもたちの受験を見守っていました。

 今回、ご紹介するのは、今、まさに勝負に挑んでいる受験生におすすめしたい“みそ炒めのサンチュ巻き”のレシピです。大事な試験や試合、仕事の前など、ここぞという勝負どころで食べる“勝負めし”として、鹿児島県霧島市の広報紙『広報きりしま 2018年2月上旬号』のコラム「なぜか元気になる思い出の味」に掲載されていました。

 紹介していたのは、霧島市在住の福島さん。この“みそ炒めのサンチュ巻き”は、お母さまが作ってくれていたものだそうで、今は3児の母となった福島さんも、子どもの運動会の前などに作っているのだとか。みそ炒めの具材は、疲労回復効果がある豚肉と栄養価が高い旬の野菜。栄養と、そして母の愛がたっぷり入った、ひと品というわけです。

 マイ広報紙でコラムの題材を探しているとき、ときどきこのようなレシピを目にします。広報紙だけあって、市民が親しんでいる味、地元の食材を使ったもの、郷土の歴史が窺えるもの…などが紹介されていて、日本の豊かな食文化を知ることができます。

 もし、こうしたレシピを一か所に集め、検索できるようになったら…と想像してしまいました。寒いから、今日は北陸や北海道の家庭料理を。夏になったら、九州に伝わる暑さに負けないパワー料理を…などと、いろいろな地方の味を、その時々の気分で楽しめそうですよね。

 私は、仕事で日本各地を訪れると、その土地土地のおいしものを食べては、家庭料理に取り入れているのですが、石川県で出合った「金時草のおひたし」は、もはや我が家の定番になっています。お蕎麦にしても、福井県で出合った辛味大根で食べる「越前そば」風にしてみたり、そばの上から汁を少しずつかけて食べる「出雲そば」を真似してみたり。地方の食文化を取り入れると、いつもの食事が、ぐっと豊かになります。

 今回取り上げた『広報きりしま』で紹介されていた“みそ炒めのサンチュ巻き”の勝負めしも、さっそく目前に迫った娘の学年末試験の前日に作ってみようと思います。

 

なぜか元気になる思い出の味

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