将来世代に地域を引き継ぐための“地方創生”。
2014年、政府は“地方のまち・しごと・ひとの創生”を目標に掲げ、施策の基本的方向と具体的な施策をまとめた「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。地方においては「地方版総合戦略」が策定され、各地域でさまざまな取り組みがはじまりました。地域の特色ある取り組みは多くのメディアでも取り上げられています。
今回は、地方創生に関連する記事のなかから宮城県東松島市の「市報ひがしまつしま」2018年2月1日号の“特集 東松島市における“地方創生”の取り組み~未来のまちを市全体で創り上げる~1・2・3・4”を取りあげます。この記事は、地方創生とは何かをわかりやすく説明するとともに、「東松島市人口ビジョン・総合戦略」の4つの目標と東松島市の取り組みを紹介するものです。東松島市では、産業振興や地域コミュニティ・子育て支援体制の強化により、2040年人口が“約33,300人まで減少する”という従前の見通しから“+3,000人(36,300人)”まで引き上げることが目指され、観光事業をはじめ子育て支援や健康推進を目的としたさまざまな事業が展開されています。地方創生の目標は行政の努力だけでは実現は不可能です。“どんなまちを目指すのか、それを実現させるためにはどうすればいいのか”を市民と一緒に考えることが不可欠です。そのためには、行政が目標や進捗状況を丁寧に伝える努力が大切になります。その意味で今回の特集記事は地域の多くの方に読んでほしいと思います。
2017年12月に政府はこれまでの地方創生の施策が十分な効果を上げていないことをふまえて、取り組みを強化する方向で「総合戦略」を改訂しました。地方創生は、われわれの世代のみならず、将来世代に地域を引き継ぐための長期的な政策でもあります。財源の確保という難しい問題はありますが、より良い地域社会を実現する取り組みは、世代を超えて実践していくことが大切だと思います。
☆宮城県東松島市の観光情報
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特集 東松島市における“地方創生”の取り組み ~未来のまちを市全体で創り上げる~ 1
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