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自治体の皆さまへ

【働く女性の注目記事】大雪が気づかせてくれたこと。あなたはどんなバス活用、していますか?


高橋 恭子

2018.02.15 広報たが 2018年2月号 滋賀県多賀町

 「バスって便利だねぇ」。

 私の住む関東で記録的な大雪が降った先日。いつもなら自転車で気軽に行ける隣町のおばあちゃん家に、息子と初めてバスを乗り継ぎ行ってみることにしました。雪の影響もあり、自転車で向かうより時間は多くかかりましたが、雪に負けることなく安全に私たちを運んでくれる。普段、自転車に依存した生活を送っている私と息子にとって、地元に根づく公共交通バスの存在が、新鮮かつ頼もしく感じられた出来事でした。

 そんな折、滋賀県多賀町の『広報たが』2月号の記事が目に留まりました。多賀町では「財政状況が厳しく、このままだとバス路線を維持していくのが難しい」とのことです。このようなバス問題を抱えている自治体は全国各地でみられ、少子高齢化やマイカーの普及がバス利用者減少の主な理由といわれています。かくいう私も、フルタイム勤務だったときは電車がメインの生活でしたし、今は自転車か自動車での移動ばかり。バスを利用するシーンは限られていました。しかし、バスはその街で暮らす人のなくてはならない、貴重な移動手段。一度に多くの人を運ぶバスは、環境負荷の軽減や交通渋滞の緩和などにも役立っています。人々の暮らしを守るためにも、バス路線の存続を願わずにはいられません。

 見慣れた街並みが白銀に包まれ、その幻想的な風景を窓に映し出しながら、バスはゆっくり進んでいく。今回のちょっとした“小旅行”に息子も大満足の様子でした。次は桜を見に行こうかな――。新たな発見を探しにバスに乗る機会が、これから増えそうな予感です。

 

バスを積極的に利用しましょう

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