市民の思いを真剣にサポートしてくれる場所。
地域社会が抱える課題は年々複雑・多様化してきています。そのなかで、地域における市民活動がこれまで以上に重要になっています。地域が直面する課題を解決するための市民協働の活動はもちろんですが、その基盤となる“人と人のコミュニケーション”を創る活動もとても大切です。自治体広報紙にはこの市民活動に関する記事が数多く掲載されています。
今回は、市民活動に関連した記事のなかから群馬県前橋市の「広報まえばし」2018年2月15日号の“Mサポ 前橋市市民活動支援センター”を取りあげます。“Mサポ”の愛称で呼ばれる前橋市市民活動支援センターは、前橋市民や前橋を拠点とする市民公益活動を応援するために市が設置したものです。ここでは、登録団体に向けての会議室や交流ブースの貸し出しをはじめ、他の団体や企業、ボランティアとの協働を目指したマッチング、活動を始めたい人の相談、団体の運営方法や助成金申請のポイントまでさまざまな支援が行われています。今では320を超える団体が地域で活動しているとのことです。“Mサポ”は、「誰かの役に立ちたい」、「自分たちのまちを良くしたい」といった思いを真剣に受けとめてサポートしてくれる場になっているようです。
多様な市民活動が行われるほど地域のコミュニケーションは高まります。そして、そのコミュニケーションの活性化が地域にさまざまな価値をもたらします。個々の市民活動は小さいかもしれませんが、より良い地域社会の実現に向けて大きな役割を果たしていると思います。
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