身近な移動手段として、子どもから大人まで利用する自転車。便利な反面、ルールを守れない利用者による自転車事故が多発しています。広報みなと(2018年2月11日号)『自転車による事故が増えています！！』の記事によると、平成29年に自転車に乗った人が加害者となる事故は70件発生したそうです。自転車は、道路交通法で「軽車両」に分類され、ルールを違反すると罰則があります。最近、多発している“ながらスマホ”による自転車運転は5万円以下の罰金になります。

　ここ数年、楽に自転車が漕げる電動自転車の利用者が増えました。きつい坂道や子どもを後ろに乗せているときなど、ペダルが軽く疲れないため本当に助かります。しかしながら、自転車そのものの重量が重い電動自転車は、転倒したときの衝撃が大きいといわれています。スピードが出やすいため、バランスを崩すと大きな怪我につながることもあるそうです。

　平成29年12月には、右手に飲み物を左手にスマホを持ちイヤホンをして電動自転車に乗っていた女子大学生が、歩行者の女性に衝突し死亡させてしまった事故が起きました。加害者になっても被害者になっても、本人だけでなく事故に巻き込まれた家族の人生が変わってしまいます。「たかが自転車」とあなどることなく、安全運転を心がけましょう。

自転車による事故が増えています！！