市議会を傍聴して「とまチョップポイント」をためよう
地方議会では、本会議や委員会の傍聴が可能です。ただ、どこの議会も傍聴者が少ないのが現状です。
そんな中、苫小牧市の広報紙に、傍聴者を増やす工夫に関する記事を目にしました。
苫小牧市議会の本会議を傍聴すると、苫小牧市内で使用することが出来る「とまチョップポイント」がもらえるというのです。
この「とまチョップポイント」は、苫小牧市の「とまチョップポイント加盟店」で買い物をすると、100円(税別)で1ポイントを貯めることが出来ます。その他、市の事業やイベントに参加したり、イオンモール苫小牧と市内のマックスバリュに来店すると1ポイントを貯めることが出来たりします。このポイントの貯め方のひとつに、市議会への傍聴が加わったのです。
「とまチョップポイント」は、1ポイント=1円として、市内の加盟店で利用することが可能です。
市議会の本会議の傍聴については、1人1日1回1枚限りで「とまチョップポイント」が発行されるとあります。とまチョップポイントカードというものがあって、これを持って行かないとポイントは発行されないということで、さらに1枚限りとあるので、基本的にはカードの所有者にポイントを発行ということのだと思います。
マイ広報紙の記事上では、1回で何ポイント貯まるのか不明ですが、実際の苫小牧市の広報紙を紙面を確認すると、記事のデザインの中に「50ポイント」という表記があるので、おそらく「1回50ポイント」ということなのだと思います。
これが多いのか少ないのかは分かりませんが、他のポイント発行対象事業を見ると、同じ50ポイント発行なのは、「高齢者安全運転体験会」や「普通救命講習」、「市民講座」などとなっています。10ポイントという対象事業も数多く、議会の傍聴に足を運んで欲しいという苫小牧市の強い思いが伝わってきます。
苫小牧市の広報紙によると、この種の取り組みは全国初とされています。どのような効果があったのか、今後はその検証結果も知りたいところです。