文字サイズ
自治体の皆さまへ

結婚を祝福してくれる オリジナル広報紙

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2018.02.26 広報きたもと 平成30年3月号 埼玉県北本市

 埼玉県北本市の広報紙『広報きたもと 平成30年3月号』に、「2人が主役!オリジナル表紙のウエディング版広報紙で祝福!!」という記事を見つけました。

 これは、北本市に婚姻届けを出した人を対象に、2人の写真が表紙になったオリジナルの「広報きたもと」を作ってくれるというもの。写真は婚姻届け提出直後にメモリアルウエディングボードの前で撮影し、平日なら約20分程度で作成。忙しくて20分も待てない!という場合や、土曜日の場合には、郵送もしてくれるという至れり尽くせりのサービスです。しかも無料!

 記事を見て、はるか20余年前になる、自分が婚姻届けを出したときのことを思い出してしまいました。結婚式、披露宴の手配に始まり、新居の手続き、家具などの購入、さらには名字が変わるための事務手続き…やることが山のようにあって、ただバタバタと婚姻届けを提出しにいきました。そんなわけで、ほとんど記憶がないくらいなのですが、ただそのとき、窓口の職員の方が「おめでとうございます!」と笑顔で書類を受け取ってくださり、ああ、この手続きはおめでたいことなのだ!と気づかされ、とても元気づけられたことだけ、覚えています。

 きっとオリジナルの「広報きたもと」も同じように、結婚に向けた準備に追われる2人を、励ましてくれることでしょう。写真を撮るときや広報紙を渡すときに、にこにこして祝福してくれる市役所の担当職員の笑顔が目に浮かぶようです。

 人口減少が懸念されている中、新しく家庭を築く2人は、とても貴重な存在です。職員の方には「新居に北本市を選んでくれてありがとう!」「住民として北本市に愛着をもってくれますように…」という思いも込められているのかもしれません。オリジナルの「広報きたもと」のファンサービスは、市と市民の双方にとって、温かい交流のバトンのような役目を果たすに違いありません。

 忙しすぎて、職員の方の笑顔以外、ほとんど前後の記憶のない私。20余年たって、記憶のないことを寂しく思っています。思い出をしっかり残してくれる、北本市のこうしたサービスを、少しうらやましく思いました。

 

2人が主役!オリジナル表紙のウエディング版広報紙で祝福!!

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU