議員から審議内容を聞ける“議会報告会”に参加してみよう!
自治体では、執行機関の長である首長(行政)と議事機関の議会議員(議会)がそれぞれ別の選挙で選出され、それぞれが住民に対して責任を負うという二元代表制がとられています。そのなかで、行政と議会がそれぞれ独自の広報広聴活動を展開しています。行政の広報広聴活動は注目されることが多いですが、議会による広報広聴活動も私たちにとってとても大切なものです。
今回は、この議会の活動に関連した記事のなかから愛知県小牧市「広報こまき」平成30年3月1日号の“情報PICK UP 議会報告会と市民の意見を聴く会を開催します”を取りあげます。この記事は、小牧市議会による議会報告会と市民の意見を聴く会の開催のお知らせです。第1部の議会報告会では3月議会定例会の重要課題の審議についての報告、第2部では「教育・子育て」や「医療・介護・高齢者」といったテーマごとにブースが設置され、誰でも意見を伝えられるようです。3月議会といえば新年度予算の審議が中心です。私たちは行政の広報紙によって議決された予算の内容を知ることが多いですが、この議会報告会はその予算がどのように審議されたのか、議決にいたる過程を議員から直接聴ける貴重な機会になると思います。また、意見を聴く会ではテーマごとのブースを設置することで、それぞれのテーマに関心のある市民の参加を期待できます。
地方議会の改革がすすみ、多くの議会で議会報告会が開催されるようになってきましたが、参加者が増えないという問題もあるようです。ただ、より良い地域社会をつくるためには市民がいつでも意見や要望、批判を伝えられることが大切です。最近ではメールで意見を伝えられる環境にありますが、市民と議会の信頼関係を築くためには直接対話することがとても有効だと思います。議会での審議をしっかり伝え、市民の意見を聴く。すべての議会で実践してほしい活動です。
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