身近なところから街づくりに参加できる! 花いっぱいレポーター
春の日差しに促されるかのように、東京では桜の花が、ちらほら咲き始めました。桜だけでなく、この季節は色とりどりの花が次々に咲き出し、心を和ませてくれたり、ウキウキさせてくれたりします。そうした花の力を街づくりにいかそう…という試みがあることを、東京都葛飾区の広報紙『広報かつしか 平成30年3月15日号』の記事「花いっぱいレポーターを募集」で知りました。
葛飾区では、区民と区が協働する形で、駅前広場や沿道などを花と緑で彩る「花いっぱいのまちづくり活動」を進めているそうで、「花いっぱいサポーター」は、その活動をサポートする個人や団体のこと。我が家も最近、マンションのポーチではありますが、玄関先にお花のプランターをおいてみたりしています。こうしたちょっとした行為も「サポート」と考えて、ひとり、またひとりと仲間を増やしていけば、街並みは華やかになるもの。街づくり…などといわれると、ちょっと気が引けてしまいますが、身近な活動でできる「花いっぱいサポーター」なら、気軽に参加できそうです。
葛飾区の花いっぱいのホームページ(https://www.hanaichi-katsushika.jp/)では、こうした活動によって、花で彩られた葛飾の街並みの写真を見ることができます。「フォトギャラリー」のコーナーは、この時期に見られる花をランダムに表示。この記事を書いている時点では、東新小岩保育園や半田小学校の花壇のパンジーなどを見ることができました。また「かつしか開花マップ」コーナーでは、マップ上に表示されたお花のマークをクリックすると、今、見られるお花の写真と場所が表示されます。例えば「亀有駅南口広場」に表示された花のマークをクリックすると、2018年3月1日に撮影された「春を待つフラワーメリーゴーランド」の写真が表示される、といった具合です。
同ホームページでは、「花いっぱいレポーター」として、葛飾区内の花いっぱい活動を取材して、ホームページなどで紹介するボランティアも募集していました。散歩のついでに写真を撮り、レポートするといった、本当に“ちょっとしたこと”で、よりよいまちづくりに貢献できる、素晴らしい取り組みです。
ところで、私は葛飾区民でも在勤でもないのですが、時々、同区内のショッピングセンターに行きます。いつもはショッピングセンターに直行直帰なのですが、この春は「かつしか開花マップ」を参考に、買い物ついでにちょっと足を延ばし、花を愛でる春の散歩を楽しみたいと思います。