発達障害への理解は“誰もが生きやすい社会”につながる。
毎年4月2日は国連で定めた「世界自閉症啓発デー」です。日本では、この世界自閉症啓発デーからの1週間を「発達障害啓発週間」と定められ、発達障害について広く知ってもらう機会とされています。昨今では多くの自治体が、発達障害者・児への支援の充実にむけて“早期発見・早期支援”の取り組みをすすめています。
今回は、世界自閉症啓発デーに関連する記事のなかから名古屋市の「広報なごや」平成30年3月号の“4月2日は世界自閉症啓発デー”を取りあげます。この記事は、発達障害とその症状の解説とともに、発達障害への理解を深めることがなぜ大切なのかを伝えています。発達障害とは、脳機能の障害があるだけで診断されるものではなく、環境に適応できなくなった時に、初めて診断されるものだそうです。つまり、周りの理解や置かれた環境が大きく影響するものであり、私たちの理解がとても大切になります。さらに重要なことは、発達障害の人に役立つ配慮は、障害の有無や年齢、性別に関係なく、誰もが生きやすい社会につながるということです。これは、発達障害をはじめ、さまざまな障害を理解する私たち一人ひとりの行動が、より良い地域社会の実現に寄与しているということでもあります。
厚生労働省ホームページには、発達障害に対する「よくみられる誤解」がいくつか掲載されています。そのなかのひとつに、発達障害は、「成長とともに改善されていく課題もあり、必ずしも不変的なハンディキャップとは言い切れない」、「発達のしかたを理解しサポートすることにより、ハンディキャップになるのを防ぐ可能性がある」との解説があります。このページを読んで、私自身も発達障害に対して正しい理解ができていなかったことに気づきました。これからは、しっかり理解していきたいと思います。
☆厚生労働省ホームページ「政策レポート 発達障害の理解のために」へのリンク
☆愛知県名古屋市の観光情報
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