「デマンドタクシー」という言葉をご存知でしょうか？登録された場所から目的地まで、乗り合いで安く使えるタクシーのことだそうです。広報あこう2018年3月号『デマンドタクシー「うね・のり愛号」が４月からより便利に！』では、デマンドタクシーの運行エリア拡大についてお知らせされています。

　路線バスが廃止されたり、本数が減ったりしている交通の便が悪いエリアでは、デマンドタクシーは便利なシステムといえるでしょう。赤穂市の「うね・のり愛号」では、利用登録をすると、自宅に迎えを頼むことが可能になり、指定された目的地まで片道300円で利用できるそうです。車を運転しない高齢者の通院や買い物などで気軽に利用できるのが嬉しいですね。

　しかしながら、現状では、「登録が面倒」「わざわざ呼ぶのが申し訳ない」などの理由で、利用を躊躇してしまう方も多いそうです。マイカー生活に慣れている方にとっては、使いにくいように感じるのかもしれません。

　路線バスとも異なるフレキシブルな公共交通の仕組みが浸透していけば、事故も減り、車にまつわるトラブルの減少も期待できます。高齢者ドライバーの免許返納数が増加することにもつながっていくでしょう。

　高齢者が気軽に外出できる仕組みが広まることが、元気で活発な地域づくりのポイントになるのかもしれません。

デマンドタクシー「うね・のり愛号」が４月からより便利に！