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学生が、結婚式をプロデュース!

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2018.04.09 かごしま市民のひろば 2018年(平成30年4月号)611号 鹿児島県鹿児島市

 鹿児島県鹿児島市の広報紙『かごしま市民のひろば 2018年(平成30年4月号)611号』に、面白い記事を見つけました。「挙式をしたいカップル&挙式をプロデュースしたい学生を募集」。この募集をかけた担当部局は、こども政策課です。本来、私的なものであるはずの挙式を、公的機関である市がバックアップするのは、なぜなのでしょう。興味深く、記事を読み進めました。

 HPによると、こども政策課は、そもそも「こども政策に係る総合的な企画及び調整に関すること」を担当する部署。子育て支援の推進のほか、少子化対策、結婚相談所…などを行っていると言います。記事にも「学生に実際の挙式をプロデュースしてもらい、感動や喜びに触れる中で、結婚や家庭を持つことの意義について理解を深めてもらう」と、その目的を掲げてありますから、少子化対策の一環ということなのだと思います。

 募集している「挙式をしたいカップル」は、市内に住む婚姻中か婚約中のカップルが対象で、挙式費用は招待状の郵送料などを除いて無料。また 「挙式をプロデュースしたい学生」は、市内の高校・短大・大学・専門学校に通うグループが対象で、「挙式をしたいカップル」の希望を聞き、さまざまなアイデアを考え、思い出の結婚式をプロデュースすることになります。

 これまでに、どのような結婚式が企画・実施されてきたのか、インターネットで調べてみると、動物園での挙式、サッカーづくしの挙式…などがヒットしました。なるほど、このような趣味や嗜好にそったものを、新郎新婦自らがプロデュ―スするとなると、それは大変なことでしょう。また若い学生の感性で、どんどんアイデアを膨らませてもらえるのも、挙式する側にとっては、ありがたいに違いありません。

 一方で、「挙式をプロデュースしたい学生」にとっても、計り知れないメリットがあります。学園祭などもそうですが、ひとつの行事をやり遂げることで、若者はいろいろな力を身につけます。企画する力、協働する力、予算を管理する力、責任感…。どれも社会にでてから必要な力です。

 今回のプロデュース企画では、「感動や喜びに触れる中で、結婚や家庭を持つことの意義について理解を深める」ということを目的としていますが、参加する学生が得ることは、きっとそれ以上。「挙式をしたいカップル」「挙式をプロデュースしたい学生」とも2組の募集ということですが、奮って応募してほしいものです。

 

挙式をしたいカップル&挙式をプロデュースしたい学生を募集

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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