プラスチックのリサイクルは国際的な課題。
先日、欧州連合(EU)の欧州委員会が、海洋環境を守るためにプラスチック製の食器やストローなどの禁止を盛り込んだ新規制案を発表したと報道されました。日本ではプラスチック生産量は増えてはいないようですが、ごみとして出されるプラスチックをどのように処理するかは、これからの地域社会が解決すべき問題のひとつであることは間違いありません。
今回は、プラスチックのリサイクルを推進している福岡県大木町の「広報おおき」2018年5月号(No.446)の“くるっちの環境講座-目指せ!ごみ分別博士!”を取りあげます。この記事は、大木町でのプラスチックごみがどのようにリサイクルされているのかを解説したものです。大木町では、集まったプラスチックごみを、一つずつ人が確認し、汚れているものやプラスチックごみではないものを取り除いて、「容器包装用のプラスチックごみ」と「その他のプラスチックごみ」に選別しているそうです。そして選別された「容器包装用プラスチックごみ」は機械で圧縮され、新たなプラスチック製品に生まれ変わるということです。私たちは普段から“資源ごみ”を出していますが、具体的にどのようにリサイクルされるかを知る機会はあまりありません。その意味で、多くの人がかかわってリサイクルが実現されていることをお知らせするこの記事は、地域のリサイクル推進にとって大きな力になるかもしれません。
6月5日は国連の“世界環境デー”です。この日は、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念したもので、日本の提案を受けて国連が制定した国際的な記念日です。今年は「プラスチック汚染をなくそう」をテーマに世界中でイベントが行われるそうです。日本でも全国各地でイベントが行われます。プラスチックについて、もう少し勉強したいと思いました。
☆福岡県大木町の観光情報
大木町のイベント、観光スポット、歴史・文化、食などは、ちくご地域12市町の観光情報「九州・福岡 ちくご観光案内所」サイトで紹介されています。