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【働く女性の注目記事】在宅医療を選択し、自分らしい最期を迎える


軽部千代

2018.06.21 広報しょうない 2018年6月5日号 山形県庄内町

 昨今、テレビや新聞の特集で、「終活」や「生前整理」というフレーズを目にする機会が増えましたね。まだまだ先のこと、と思っている方もいらっしゃると思います。
 山形県庄内町「広報しょうない」のなかで、「人生の最期、どう過ごしますか?」という問いかけの記事が2編にわたって掲載されています。「人生の最期まで、自分らしく過ごせるように」というフレーズに、本当にそのとおりだなと思いました。

 高齢者の6割は、住み慣れた自宅で家族に見守られながら、穏やかに人生の最期を過ごしたいと思っているとのこと、しかし、そのうちの8割は、病院やその他の施設で亡くなっているのが、現状だそうです。

 庄内町では、医療や介護など、多職種からなるワーキンググループを構築し、会議や研修、町民向けの講演会などを行って、安心して在宅医療を任せられる体制づくりをしているようです。

 自治体は異なりますが、私の父が闘病していた際、在宅医療を利用させて頂きました。通院が大変でも、自宅で医療処置を行ったり、家族の不安な気持ちを聞いてもらったりすることで、父だけではなく、家族も心身ともに助けてもらいました。
 庄内町のように、医療や介護従事者が一丸となった取り組みが日本中に広がり、在宅医療が根付くといいなと思います。そして、自宅で最期を迎えたい方が、その人らしく穏やかな時間を過ごし、幸せな最期を迎えられることを切に願っています。

 

人生の最期、どう過ごしますか?1

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