【働く女性の注目記事】8月1日は、身近な「水」に思いを馳せる日に。
「水の恵み」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか。水の話題に接する時、私にはいつも対照的な二つの光景が思い浮かびます。
20年ほど前に訪れたネパールの村には水道がなく、毎日使う生活用水を、頭に水がめを載せた女性たちが何十分もかけて、水源から家まで運んでいました。
一方、私の祖父母が住んでいた九州の山あいの集落では、山からの豊富な湧き水を各家庭にひいて生活用水にしていました。庭に置かれたつくばいには、蛇口を通って出てくる山水がたえずかけ流しの状態です。その水は夏でもずっと手を浸していられないほどの冷たさで、冷蔵庫がわりにも使われたつくばいには、キュウリやスイカが浮かんでいました。
貴重な恵みであり、豊かな恵みでもある水。生きていくためになくてはならないものですが、便利な日常の中では、なかなかその大切さに思いが至らないとも感じます。
毎年8月1日は「水の日」。この日から一週間は「水の週間」と制定されています。それに合わせ「広報いわみざわ2018年7月号」には、毎日使う水への関心を高める記事が掲載されています。シャワーや食器洗いの時などに上手に節水することで、一体どれくらいの量の水をムダにせずにすむのか…?その答えも記事の中にありますので、ぜひ読んで生活に生かしてみてください。
「水の日」「水の週間」には、水の大切さを考えるための行事が、今回とりあげた岩見沢市をはじめ全国各地で開催されます。蛇口をひねれば水が出るという、ありがたい“当たり前”に感謝し、わが家でも親子で話し合う機会にしたいと思います。